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茂木健一郎の「動物マスク」に読む


昨日書いた記事に関連したページを検索中に

茂木健一郎さんが書いた「動物マスク」のブログに行き当たった

まずは勝手な転載ながら一読願いたい↓↓↓


茂木健一郎 クオリア日記

2005/04/01

動物マスク

昨日は数えてみると朝から夜まで計6件の
アポイントメントがあって、時間に追われて
あっちからこっちへと動き回る一日だった。

 品川駅に向かって歩いていた時のことである。
 道の向こうに、何やら不思議な集団がいた。
 十人くらいの男女が、道行く人に何かを配っている。
 みんな、マスクをしているのだけれども、
 そのマスクにいろいろな模様が描いてある
ように見えるのである。
 近づいていって、はっきり判ってきた。
 一人一人のマスクの上に、絶滅の危機に
瀕した動物の絵が描いてあるのだ。

 私は俄然興味を持った。
 最近、タクシーに乗った時に、運転手さんと
次のような会話を交わしていたからだ。
 「最近、花粉症の人が多いですねえ。」
 「そうだねえ、マスク屋さんは、大もうけだね」
 「あのマスクに、広告を印刷して、タダで
配ったら、いい商売になりますね」
 「一億人の30%として、3000万個、
大量にさばけますね。」
 「問題は、ガーゼに印刷しにくいことかな」
 「花粉症に効く成分を混ぜたインキで印刷
したらどうですかね。」
 「意外と、流行のファッションになったりして」
 「わはは」

 そのアイデアを、実行している人がいるの
だろうか。
 私は一個マスクをもらって、観察した。
 折りたたまれたもマスクを開けると、
小さな紙が入っていた。
 メッセージが書いてある。

 「このマスクをつけて、今日一日歩いて
ください。このマスクには、絶滅に瀕した
動物が描いてあります。東京を、今日一日、
動物たちが占領します。
 スギ花粉症は、自然の
広葉樹林を切り倒して、商業的価値の高い
スギを植林したことによって生まれました。
 人間は、自分自身の行いからしっぺ返しを
受けているのです。
 文明の罪を反省し、動物たちの地球を
取り返すためのシンボルとして、このマスクを
ご活用ください。」
 (原文のママ)

 私は、なるほど、と思ったが、道行く
人はマスクをもらいつつも、
 実際にしてみようとする人は少ない
ようだった。
 
 私のマスクは、ヤンバルクイナだった。

 「いいことをされてますね!」
 そう、マスクを配っているメンバーに
声を掛けると、マスクの人はにっこり
笑った。
 その人のマスクは、イリオモテヤマネコ
だった。

 私はヤンバルクイナになって、品川駅の
エスカレーターを上がった。
 すると、向こうから、動物マスクをした
集団が来た。
 どうやらあちこちで配っているらしい。
 修学旅行の学生たちが、全員動物マスクを
している。

 山の手線の車両に乗ったら、一車両全部の
乗客が、動物マスクだった。
 みんな、お互いにニコニコ笑っている。
 車両が絶滅危惧動物の楽園になっている。
 どうやら、組織的にオルグしているらしい。
 思ったよりも、広がりのある運動らしい。
 
 動物マスクの日ってあったっけ、
と思いながら打ち合わせ場所の喫茶店に向かうと、
 相手が椅子から立ち上がってお辞儀をした。
 口には、オオワシが描かれていた。

 これは、すごいことだ。
 マスクがハイ・レッド・センターのような
アートのメディアになっている。
 社会的メッセージ性も明確だ。
 仕掛け人は誰だろう、
 ニュースとして取り上げられるに
違いないから、それで確認しよう、
と今朝の新聞を開けてみたが、
どこにも書いていない。
 
 林野庁から圧力がかかったのだろうか。

 動物マスクの仕掛け人は誰か、
スポンサーは誰か、
 知っている方は教えてください。
 私は、何だか、感動してしまったあ。


茂木さんといえば今や押しも押されぬ

日本を代表する脳科学者であるが、

その活動はTVコメンテーター、芸術や音楽批評など

文化面にも多岐に渡っていてとても個性的な人物だ。


この日記の内容。

一見、さも体験したかのような臨場感で

書かれているがこの日付に注目したい。

2005/04/01 

そうエイプリルフールである。

4年前の出来ごとだから真偽のほどはわからないけど

いろいろ調べてみてもそのような活動が行われたニュースや

報道、目撃談などが一切出てこない。


Tiger_mask__code

当時、サミラ・ブーンさんが手がけた動物の口をプリントした

マスク[GET WELL SOON MASKS]が一部のメディアでも

取り上げられ、話題になっていたようだから

茂木さんがその情報に触れていた可能性は高い。

そんな背景から考えてもこの日記の内容は

茂木さん一流のフィクションだったのではないだろうか?


私が感銘を受けたのは

その豊かな発想力と展開力。

そして人を引き込むこの表現力だ。

多分、普通の頭であったなら

ブーンの動物マスクを見て「面白いね♪」

で終わっていただろうし

ブーンの動物マスクのコンセプトを読むかぎりでは

それくらいの反応を誘発させるのが目的であったようだ。

(だかろこそさほどの発展を見なかったのでは?と思う)



茂木さんの優れている点は

そのブーンの動物マスクのニュースや記事を知り

そこに潜む本質や可能性を自分なりに考察し発展させ

この日記にさも事実であったかのように表現したとこではなかろうか?

そう考えるとさすがに日本の頭脳である!

一流の人間というのは科学者であれアスリートであれ

特に美術家でなくとも優れたクリエイティビティを持っているものだ。


私はこの『m.a.s.k.?』プロジェクトはアートの

やるべき仕事であると考えて今までの活動を行ってきたし

これからより大きく発展させたいと考えている。

その先にある未来がGOOD SPIRITを生みだすと確信しているからで

その為の企画であり、プロジェクトであるのだ。


これはファッションのためでも経済のためでもない

“人々の思考が豊かになること!

そうなるような活動を展開すること!”

それが目的であり、そうした活動の結果

もたらされるのがファッションや経済的発展や文化なのだと思う。


茂木さんが発想したようなプロジェクトを

私も思考しなくてはならないと思うし

是非、実際の社会の中で実現したいと思う。


p.s. 次の日の日記でエイプリルフールであったことを

告白されてました☆ やはり・・・さすがです♪


『茂木健一郎 クオリア日記』

 

   

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コメント

てっきり私もそんな活動が
あったんだ~って思っちゃいましたw
素晴らしいですね!
自然とみんなの笑顔が出ちゃうなんて
楽しいです♪
もしそんなマスクが配られていたら
是非参加したいと思います!

投稿: げちゅ | 2009年4月23日 (木) 15時46分

>げちゅさん

コメントありがとう♪

動物マスクって考えを一歩も二歩も
推し進めたホントに素敵な発想ですよね~☆

こんなハッピーな活動ができると良いですね

投稿: m.a.s.k.?博士 | 2009年4月24日 (金) 14時42分

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