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このマスクプロジェクトを考える -其の3-

現時点での個人的な考察として

ファッション業界やオシャレに敏感な人たち⇒マスクの存在に対する意識すらない

花粉症患者や一般のサラリーマン・OL⇒自分だけ目立つような格好はしたくない

という潜在意識が強く見受けられます。

もちろんこの両方の立場で逆の考えを持っている人たちはいますが

かなりの少数派だと考えられます。


ファッション業界にはそもそもマスク自体がアイテムであるという意識はあまりなく

オシャレさんでもマスクを着けざるを得ない場合は実用目的重視。

トータルコーディーネートの中にポツンと使い捨ての一般的マスクが

入ってもそれは目には見えないこととする。

我慢できるレベルの場合は極力マスクを着けることはしない。

そういう感覚だろうと考えられます。


服飾のトレンドがそもそも欧米からの影響が強く

欧米人にはまったくといっていいほどマスクを着用する

習慣がないため、コレクションなどでマスクをアイテムとして

展開してきたブランドが無いのではないでしょうか。


この調査をはじめて良く聞かれた話に

外国人旅行者が東京などの大都市に観光に来た際

自国では目にする事がほとんど無かったマスクを

日本では日常的に着用している人の多さに驚いた

という話があります。


日本人的には着用している目的が予防の為であったり、

自分が風邪の症状があるときに周りに迷惑をかけたくない、

鼻水がズルズルな表情を晒して周りを不快な気持ちにさせたくないなど

周囲の人への配慮からマスクを着けるという意識が見受けられます。


実際の花粉症患者の増加ももちろんありますが

この日本人特有の感覚が外国人からすると異様に映ったり

本当にこの国には危険なウィルスが飛んでいるんじゃないか?

という怖ろしいイメージを抱くそうです。


加えて日常的にマスクを着用しよう、予防しようという

意識の高い人たちは一般的なサラリーマンの方やOLさん

主婦の方々などであり、ファッション業界の人たちと違って

個性を主張するよりも、周囲との“和”を大切にするように

心がけている人たちがほとんどなのです。


そうした一般的人たちにとって、自分だけが目立ってしまうような

マスクを着用するような事、自分個人がトレンドの発信者として

振舞うような事はまず考えにくい。

この需要と供給の関係がマスク=白いのままで

普及させてしまっている大きな要因です。


それでも近年、さまざまな利用者の意見から幾分ファッション性や

多様性を考慮したマスクが発売されるようにはなってきています。

それはとても良い傾向ではありますが、やはりその利用者の

ほとんどが“和”を重視する一般の人たちであるかぎり

メーカーも突飛な製品やアイデアを市場に出しづらいのです。

この状況は企業にとっても利用者にとっても、加えて外国から見た日本の

イメージにとってもあまり良い関係性とはいえません。

むしろお互いがお互いのメリットを相殺しあっている状況です。


この負の循環を打破するために必要なのが

イメージ戦略=キャンペーン

を行うことなのです。

この負の循環の本質はただの先入観なのです!


それを打破しうるパワーを持っているのが何を隠そう

そのファッション業界であり、トレンドを発信しているクリエイターや

メディアであったりするのです。


自分が憧れているアーティストやモデルが

かっこよく見たことも無いマスクを着用している☆


まったく新しい発想がマスクの世界に起こっているぞ!


そんなイメージを湧き起こすメッセージがメディアから発信される☆☆


小さなブーム、例えば渋谷に集まる女子中高生の間で

にわかにキャラクターマスクが流行りだす☆★☆


そうした1つ1つが一般の価値基準というものを形成していくことで

一般的に思われる“和”の規定範囲が変わるのです。

そうした多様性が“和”の基準となれば

会社で白いマスクばかりの集団がいたら目立ってしまったり、

流行遅れだと思われて逆に周囲を不快にさせるようになるかもしれません。

ま~それはちょっと言いすぎですが

今の現状よりも“白いマスク”という価値の置き方は変わるでしょう。


ファッション業界には新たなアイテムとしての需要が生まれ、

マスクメーカーにとっては市場の拡大や異業種コミュニケーションが図れる。

それを利用する消費者にとっては多様な選択肢を持つことが出来る。

新しいトレンドとして多様なビジュアルイメージが街に溢れれば

日本から世界に新たに発信していく産業としてのメリットが期待できる。

相殺しあっていたものが全て相乗効果を生み出す結果となります。


この負の現状を打破する新たな価値基準の創出sign03

これこそが時代や文明が、そこに暮らす人々が

常に必要としているものなのです。

その目的の為に今ある技術や社会の仕組みをどう使うのか?

お金などもその1つのツールでしかないのです。

決して目的ではありませんのよ。。。happy01

   

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